社宅・寮つきの仕事を選ぶ時の注意
会社が用意する社宅や寮つきの仕事を選ぶ時に、契約の名義、家賃の引かれ方、辞めた時の退去など、先に確かめたい点を説明します。
写真:ぶーーーーーた(CC BY-SA 3.0) 元の写真
この記事では、会社が用意する「社宅(しゃたく)」や「寮(りょう)」つきの仕事を選ぶ時に、先に確かめることが分かります。便利な点と、気をつける点を説明します。
社宅・寮とは
社宅や寮は、会社が用意する、または会社が借りている住まいです。会社が借りたアパートに住む場合や、会社の建物で同じ会社の人と住む場合などがあります。
家賃が安いことが多く、日本に来たばかりの人には助かります。部屋探しや保証人の手間が少なくなることもあります。
良い点は、次のとおりです。
- 入居の準備がかんたんで、すぐ住める。
- 通勤が楽な場合が多い。
- 初期費用が少ないことがある。
気をつける点
社宅や寮は、仕事と住まいがつながっています。仕事をやめると、住まいも失うことがあります。そこで、次のことを入社の前に確かめましょう。
- 家賃と光熱費:いくらか。給与からいくら引かれるか。
- 契約の名義:部屋の契約者は会社か、自分か。
- 部屋の条件:一人部屋か、相部屋か。広さ、設備、風呂・トイレ・台所は共有か。
- 退職したあと:何日以内に出る必要があるか。
- 敷金や礼金:自分で払うのか、会社が払うのか。退去の時の費用は誰が払うか。
- ルール:門限、来客、禁止事項。
給与から引かれるお金
社宅や寮の費用は、給与から引かれる(天引き、てんびき)ことが多いです。
労働基準法24条は、賃金を全額支払うことが原則だと決めています。給与から一部を引くには、法令に決まりがあるか、会社が労働者の代表と書面で協定(きょうてい)をしていることが必要です。
給与明細で、何がいくら引かれているかを、毎月確認しましょう。説明のない金額があったら、会社に聞いてください。
書面・届出・相談
書面をもらう 仕事の条件と同じように、住まいの条件も、書面でもらうと安心です。口で聞いただけの約束は、あとで確認しにくいです。日本語が不安なら、母国語の翻訳や、通訳できる人に見てもらいましょう。
住所の届出 社宅や寮に住む場合も、住み始めてから14日以内に、役所への住所の届出が必要です。会社の人が手伝ってくれることもありますが、自分の手続きなので、終わったか確認しましょう。
困った時は 家賃の引かれ方や、退去について会社と話がつかない時は、労働基準監督署や、自治体の外国人相談窓口に相談できます。
まとめ
- 社宅・寮は便利だが、仕事をやめると住まいにも影響することがある。
- 家賃、光熱費、契約の名義、退職後の退去の時期を、先に確認する。
- 給与からの天引きは、ルールと金額を確かめる。
- 条件は、書面でもらい、住所の届出も忘れない。
困ったときは sweeeeep の相談窓口へ(多言語で無料相談)