「地域に外国人が増えるのは良い」15%に 民間調査
LIFULL HOME'S総研が9月29日に出した調査で、地域に外国人が増えることを「良い」と答えた日本人は15.4%で、2017年より減りました。一方で、実際に迷惑を受けた経験は「特にない」が半数を超えています。
写真:Sgroey(CC BY-SA 4.0) 元の写真
この記事で分かること:
- 日本人が外国人の増加をどう感じているか(民間の調査)
- 2017年の調査からの変化
- 地域で暮らす外国人ができること
何があったか
不動産情報サービスのLIFULL(ライフル)の研究所「LIFULL HOME'S総研」は、2026年9月29日に報告書「在留外国人の居住実態と日本人の意識に関する調査」を出しました。不動産の専門メディア「健美家」も10月19日に、この報告書を紹介しています。
同じ研究所は2017年にも、多文化共生についての報告書を出しています。今回は、その10年後の変化を調べたものです。
どんな調査か
| 項目 | 外国人への調査 | 日本人への調査 |
|---|---|---|
| 人数 | 1,701人 | 2,060人 |
| 住む所 | 関東・東海・京阪神 | 外国人が多い292の市区町村 |
| 時期 | 2026年5〜6月 | 2026年7月 |
| 方法 | インターネットのアンケート | インターネットのアンケート |
外国人への調査の対象は、中国・ベトナム・韓国・フィリピン・ネパール・インドネシア・ブラジル・ミャンマー・スリランカ・台湾・米国の国籍の18〜79歳です。
日本人の意識の変化
| 質問 | 2017年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 地域に外国人が増えるのは「良い」 | 25.0% | 15.4% |
| 地域に外国人が増えるのは「良くない」 | 31.0% | 41.2% |
| 不法滞在はもっと厳しく取り締まるべき | 52.8% | 71.6% |
| 定住外国人が増えると犯罪が増える | 48.1% | 59.5% |
外国人の増加について、否定的に考える人が増えました。
実際の経験とのちがい
一方で、次のような結果も出ています。
- 外国人から実際に迷惑を受けた経験が「特にない」:51.9%
- ふだんの生活で外国人と「まったく/あまり交流はない」:81.6%
- 外国人の増加に否定的な人のうち、39.3%が情報源として「SNSやネットニュース」を挙げました(肯定的な人は26.2%)
また、外国人の増加に肯定的な人の幸福度(10点満点)は平均6.77点で、日本全体の平均5.99点より高い結果でした。
この調査は民間の会社によるインターネット調査です。国の統計とはちがうことに注意してください。
外国人の暮らしへの影響と、できること
調査では、多くの日本人が外国人と話す機会をほとんど持っていないことが分かりました。
- 町内会や地域のお祭り、清掃活動などに参加すると、近所の人と知り合うきっかけになります。
- 市区町村や国際交流協会の日本語教室・交流イベントも、地域の人と話せる場です。
- ごみの出し方や夜の音など、地域のルールで分からないことは、市役所や管理会社に聞いておくと安心です。
まとめ
- 民間の調査で、地域に外国人が増えることを「良い」と答えた日本人は15.4%に減りました。
- 一方で、実際に迷惑を受けた経験が「特にない」人は51.9%で、交流がない人が8割を超えています。
- 地域の活動や日本語教室は、近所の人と知り合うきっかけになります。
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